抗真菌薬の投与期間を決める診断基準

抗真菌薬は真菌、つまりカビなどの菌に感染して何らかの症状が出てしまったというような場合に処方されることになります。
適切なタイミングで処方してもらうことが出来れば原因となっている真菌の治癒に多大な貢献をしてくれることでしょう。
ただしかし、抗真菌薬は無暗に使って良いというようなものでもありません。
短すぎれば感染した真菌を根絶できないまま抗真菌薬への耐性を付けてしまうだけになってしまいますが、長く使っている場合もやはり、薬剤耐性菌の発生を助長してしまうことになるのです。
そうした事情があるからこそ抗真菌薬を投与する期間は診断基準に基づいて考慮されたうえで決定されるのですが、では診断基準はどのようになっているのかと言うと、これは感染が発生している部位や症状の重さによってかなり変わってきます。
例えば水虫は最も代表的な真菌感染症ですが、これは皮膚の奥に真菌が根付いてしまうことが原因になるためかなり長い時間をかけて投与していくことになるでしょう。
しかし性感染症であるクラミジアになると1~2週間の投与期間が基本とされますから、症状に応じてかなり大きく変わってくると考えることが出来るのです。
こうした投与期間を決めるための診断基準は調べればある程度分かるのですが、しかし素人が調べて得られた情報だけを信じて医師に口出しをするというのはあまり良くないことだとして理解が必要です。
数時間誰が書いたのかわからない情報を見て得た知識よりも、何年もかけて大学で勉強して実務にあたってきた医師の方が知識に優れているのは至極当然のことでしょう。
特に抗真菌薬を必要とするような症状の場合には「早く治したいからもっと欲しい」と考えてしまいがちですが、薬の濫用が良い結果をもたらすことはありませんから、医師の指示をしっかり聞いて従うようにしてください。